名古屋市西区で、スマホゲームをしていたとみられる男が運転する車に、男性がはねられ死亡した事故で、現場の手前には、ブレーキの跡がなかったことがわかりました。
先月31日午後7時45分ごろ、西区児玉の交差点で、自転車に乗っていた中村区の会社員、高貝真也さん(55)が車にはねられ死亡しました。
警察は、過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕した県立高校の教師、伊藤啓介容疑者(44)を2日、容疑を過失運転致死に切り替えて送検しました。
その後の捜査関係者への取材で、衝突した現場の手前には車のブレーキの跡がなく、伊藤容疑者がブレーキを踏まずに高貝さんをはねたとみられることが新たに分かりました。
警察の調べに対し、伊藤容疑者は事故当時、スマートフォンのゲーム「ドラゴンクエストウォークをしていた」と話していて、警察は、伊藤容疑者が常習的にスマートフォンのゲームをしながら運転していたとみて調べています。